狐の嫁90
ビンテージのベルトを買った。
少々高くついたが、バックルの装飾がかっこいい。
「輪入道」
狐が言った。
「車輪の妖怪で人の魂を抜く」
「なんの関係がある?」
ほれ、と指差される。
いやまあ、バックルは確かに輪状になっているが。
「気をつけな」
意味深に目を細める。…何をバカバカしい。
気にせず付ける。
と、ブチッ。ブチッ?
「げーっ!切れたーっ!!」
一万八千がーっ…!
転がるバックル掴み、狐が笑う。
「おまえの腹が輪入道」
「うるさいやいっ!」
狐はこーんと鳴くと、くるり回転しどろんと消えた。
…。腹筋しよう。
少々高くついたが、バックルの装飾がかっこいい。
「輪入道」
狐が言った。
「車輪の妖怪で人の魂を抜く」
「なんの関係がある?」
ほれ、と指差される。
いやまあ、バックルは確かに輪状になっているが。
「気をつけな」
意味深に目を細める。…何をバカバカしい。
気にせず付ける。
と、ブチッ。ブチッ?
「げーっ!切れたーっ!!」
一万八千がーっ…!
転がるバックル掴み、狐が笑う。
「おまえの腹が輪入道」
「うるさいやいっ!」
狐はこーんと鳴くと、くるり回転しどろんと消えた。
…。腹筋しよう。
by zan9h | 2009-08-31 23:24 | 狐の嫁 | Comments(0)