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マッソ!

前にも書いたが歴代ジャンプでトップを挙げるとすれば、キン肉マンである。

王道を行く王道だが、ダイの大冒険とかワンピースだとかの路線ではない。最初から直球を投げてはいない。作画的に毛色が正反対だが今で言うリボーンが近いかも知れない。そういう意味ではベルぜバブもその道を辿っていると言えなくもない。しかし、それらの作品はキン肉マンと比較するとどうしても薄い印象を受ける。時代背景、置かれている立場が違うといえばそうではあるが、後続の作品群と決定的な差異がある。

努力、友情、勝利。

ジャンプの理念そのものをキン肉マンという作品は前面に押し出している。スタートラインは違えどダイやワンピと骨子は一緒なのだ。

ご都合主義、ストーリーやキャラの矛盾など突っ込んだらきりがないが、そういった点を小さいものにしてしまうだけのパンチがある。それは柱がしっかりしているからであろう。まさに王道と言うに相応しい。

あー…、ダイの大冒険というおっさんほいほいは王道ちゃ王道だけど正直ちょいと弱いかもしんない。キン肉マン、ドラゴンボール、ワンピースなんかと比べると一般受けの幅がダンチだ。なんで王道だとこの作品を挙げる人が多いのかは、たぶんおっさん心がくすぐられるからなんでしょうね。

by zan9h | 2010-04-23 20:16 | ジャンプ | Comments(0)